対比と劣化

昔のことを思い出してみると、わりと踠いていたんだなと思った。昔の日記に書いてあった、あんな人間になりたくないという人間に今まさしく成ってしまっている。あの頃も私は私が最悪だと本気で思い、自分の人生に悲観していた。悲観ではないな、ちゃんとしなきゃって思ってた。

追っかけられるものと薬漬けの日々は今以降の私に何を齎すだろう。自分で自分を日々脅迫するのは癖なのか性なのか、分からないけれど

「作品」をことごとく否定されてきた私に残るものは一般に馴染むことで

描いた絵は下手だと、文章も下手だと、「何も」できないと、「何も」していないと

人は、私は、保守的だから、私は自分を保つために私を守るから、人のせいにして

「本当だったら違った」と思い込んで鎮静剤代わりに妄想して

 

今に比べたらあの頃は本当にマシだったよ

踠いてたから。

最近本当に思う。踠いてる人は本当に愛おしい

試行錯誤して迷ってる人が本当に愛おしい、言葉にも形にもなってない物をどうにかして作ろうとしてる人が本当に愛おしい、理想に近づくための過程が本当に素敵で素敵で素敵で。

あの時の私は今の私から見ると美しいくらいで、全うしてて、わりと芯があって