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今日美容室に行って、伸ばしてた髪を5センチ、切ってきた。
生きてきた中で多分1番長く伸ばした髪で、傷んでいるのが分かっていたものの、着るのが億劫で。
その旨を美容師さんに伝えた。
この傷み具合ににストレートをかけるとやっぱり毛先は切らなきゃですよね? そうだねー、最低でも一番傷んでる毛先5センチは切りたいなぁ。 じゃあ、5センチで、お願いします。
切った後、あーやっぱり短くなったなって思った。
「5センチってさ、自分では分かるけど、多分周りは気づかないんたよね。経験上ね。」
いやいやいや、そう?私はわりと人の髪には敏感で、前髪を手入れ程度に切ったとしてもその日その人と目を合わせた時点でほぼ気づく自信がある。というか、毎回気づいている。
友人だけのでなく、先生の髪も。教室で1番に気づく。
、、私より先に気づいて言わない子がいるのかもしれないけれど。
「本来あんまり見てないからね。7センチとか切っても気づかない人は気づかないよ。」
私はミリ単位でも気づくよ
ここからが思想。
人の心に機微になれない私は高校の時によく、何故人の気持ちがわからないだと怒られることが多々あった。
でも、そのわりに人の目を気にしすぎている。とも再三言われた。
人の顔色を伺いすぎていて気持ち悪いとも、言われたことがある。
嘘でしょ。と、思われるだろう。大概の人からは。
あいつは考えるよりも先に口からものが出る。
そもそも、考えていないのではないか。特に人の考えや心なんて、憶測したことはないのではないか。
間違っていない。私もそれで何度後悔したか、計り知れないが、自覚している。
なんで私は、「そこじゃない」ところばかり見るんだろう。何故、「そこじゃない」ところばかり気になってしまうんだろう。
「気にすべきところ」はいつも「そこじゃない」ものの視界と思考に差し替えてしまうんだろう。
勿論、そこに善し悪しがあるのは分かっている。人と違う視点や発想、思考は時に煌めくものを生み、その特異性は時に人を魅了させることもある。
私はこの20年間、何も生み出さず、生産性がないならまだしも、何か益を成しただろうか。
何か一つでも。
いいえ。