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犬が隣に寝てる昼下がり
行方を失くした私の声、思い
ずっと遠ざけてきたこと、今も遠ざけてること
近いのは怖い 琴線に触れた時の対処法を私は知らない
何故ならば
私はそれを避けてきたから
だから強い言葉も出ずに、出さずに
人より大きい悶々
無駄 悶々 無駄 悶絶 嗚咽 希死念慮
狭いところに敷き詰められた可哀想なそれらは、ごめんなさいと泣きながら無作為に積み立てられてく。不本意、
崩れてる、いつも。
いつもどこか壊れていつも穴が空いていて
だから癖
幼き頃からの名残り
強く何かを訴えたら変わっただろうか
何かを君に、誰かに、与えられたただろうか
私に、施してあげられただろうか
私に、強さを、あげなかったのは私だ
深くなるものを浅くに止めたのも
繋がるものを切ったのも
強く、なれたらいいと
切に、常に 願って
僕は君の心の中に入れない
入る勇気が